Take it easy.

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but more useful than a life spent doing nothing..

冬城オルタナティヴ

20
2011  06:44:31

ボキッ、ゴキッって。ヤバイ超面白い「葉問1」



なんかカンフー映画の話ばかりで申し訳ないんですが、ハマッてるんで許してください(笑)。

結局、休みで時間があったので「葉問」香港版を英語字幕で見ました。
上記の動画は予告編です。ご興味のある方はちょっと覗いてみてください。

うん。やはり。
映画のセオリーどおり「2」より「1」の方が面白かったです。
鬼気迫るものがありました。

日本人が悪役なので、少々複雑な気分になることもありますが、でも素晴らしい映画でした。
(映画の内容ではなく、残念に思った話については、折りたたんでます)

前半は、普通にカンフー映画です。ザコ師匠に勝負を挑まれたりとか(仏山は武術が盛んな街なので、たくさんの師匠がいるのです。だから師匠なのにザコがいる!)北方の道場破りが勝負挑んでくるところとか。
この北方の武道家の人が幅広の剣で、ザコ師匠をボコボコにするところとかが燃え(笑)。
「うおお!」と思うシーン満載です。

後半は日本軍が出てきて。
ドシリアスな展開に。

いろいろあって、怒った葉問が「10人と勝負する!」って言って、空手使いのザコを10人ボコボコにするシーンがあるんですけども、これがヤバイ。
わたしの今まで見てきたカンフー映画の中でも、このシーンはかなりヤバイ部類に入ると思う。
マジに痛そうです。ゴキッ、ボキッて。
実にバイオレンスなシーンです。
ホンモノのカンフーで相手をボコにするとこうなる、みたいな。
キャー! とか思いながら、わたくし大コーフン(笑)。

それで奥さんに介抱されるシーンに続くんだけども。この一連のシーンの描写がすごく良くって、なんかすごくグッとくる。

ちょっと話それますが、
この監督してるウィルソン・イップ(葉偉信)の作品がけっこう好きなのです。
「OVER SUMMER」に「SPL/狼よ静かに死ね」が特に大好きです。
とくに後者の方は、まさに“武術”と“香港ノワール”をブレンドしてある作品で、ツボまくりなんです。
「葉問」2作は、監督ウィルソン・イップ(葉偉信)+主演ドニー・イェン(甄子丹)+アクション監督サモ・ハン(洪金寶)というこのドリームチーム(笑)が、また組んだってことで。
もー。ツボですツボ。

「葉問」は、カンフー映画なんすけど、描写の仕方がかなりノワールっぽい。いいねぇ?いいすよ?。
適度な湿度と、シリアスさがいい。

また話それますけど。
わたし韓国映画ってあんまりのめり込まないんですね。やっぱり中国・香港なのです。
なぜかっていうと、韓国のノワールものとかって「いたたまれない」んだもの。シリアスすぎるっていうか、悲惨すぎるっていうか。
韓国っていう国が、ずっと虐げられてきた国だから。国民性だから仕方ないと思うんですけども。
「ペパーミント・キャンディ」とかね。好きだけどね。
でも、基本的に見ていて「痛々しい」話が多いので、わたしゃ韓国映画は見なくてもいいっす(笑)。
「男たちの挽歌」がリメイクされるんですけど。なんか痛々しそうなので、あんまり見ようって気がしないんですよね?。
ワガママだなー、冬城は(笑)。

んでもって「葉問」の話に戻る。

ちなみに空手使いのザコですが、ご察しの通りゼンゼン空手じゃないです。
それ空手じゃないよー! っていう空手でバトルです。まあいいんすけど(笑)。
でも、ラスボスの池内博之。この人は柔道黒帯なんですってね。だからか、この人だけちゃんと空手しててホッとしました。
「そうそう、それが空手だよ!」みたいな。

でも、芸能関係のブログで見たら、ドニーに連続4発殴られて軽く脳震盪起こしたとか、身体中あざだらけとか。いやー、そうなると思います。かなりハードな当たりしてるもん。
撮影にもマネージャー連れずに1人で行ったとか。おお! やるじゃん池内。カオスな香港映画撮影の現場に1人で乗り込むとは……あんたこそ日本男児だ(笑)。世界人だよ。(そりゃ通訳はいただろうけど、わたしは彼の勇気を褒めたい)

って、なんだか語りすぎたですー。。。
あんまり面白かったもので。。。

で、さらに映画とは直接関係ない、ちょっと残念な話については折りたたみます。



……というわけで、残念な話。。

見ていて「なぜ、日本公開されないのか」が、明快に分かりました。
日本軍が悪者だからです。

チラホラ他の人のブログとか見てたら「反日映画だから」とかいう言葉を散見して、心底がっかりしました。


あのさあ、
この映画の主人公の葉問さんは、ブルース・リーの師匠だった人で実在の人物で。実際、戦時中に日本軍に街を占領されてヒドイ目にあってるわけですよ。
んでもって、詠春拳についても“日本人には教えるな”と言葉を残してるのも事実で。
それは、日本人のわたしとしては残念な話なんだけども。でも、彼はその時代に生きていて、わたしたちはその歴史の上にいるんだから、もう変えられないんだから仕方ないっすよね。

なんか、だから、こういうイイ映画を「反日」とかいう言葉で切り捨てて欲しくないです。わたしとしては日本人の描かれ方、そんなにひどくないと思いますけどね。
池内博之がラスボスですが、けっこう紳士的なヤツとして描かれてるし。

前々から言ってるんですが、
どこの国にも「よその国を敵対視して、民衆をまとめる」っていう思想があるわけで。日本にも中国にもあるわけよ。こっちがそうなら、向こうもそうなの。

テレビとかでデモの映像が流れてるからって、向こうの人みんな反日かと思ったら大間違いですよ。日本だって、そういう風に「やっちまえ!」とか叫ぶ人って一部の人たちだけでしょ。
中国嫌いな人けっこういると思うんだけど「やっちまえ!」まで叫ぶ人ってほんの一部でしょ?

向こうの人もそうなんですよ。
わたしに言わせりゃ、反日だ反日だって騒ぐ方は、自意識過剰ですよ。
中国の人、そんなに日本のこと気にしてないって(笑)。

まあ、何が言いたいかというと、
わたしは自国であれ他国であれ、相手を尊重しないナショナリズムは大嫌いだという話です。
ナショナリズムは思い込みを誘発して、人の目を曇らせるし、物事の上っ面だけしか見れなくするからです。



……それを言ってしまうと「葉問2」の、イギリス人の描かれ方はちょっと無くね? とか、自分にツッコミです。。
あれ、かなりのナショナリズムだよなあ、と。
そこまでヒドイ悪役にしなくてもいいじゃん、的な。。
「葉問2」めちゃ面白かったけど、冬城さすがにあそこでは引いた。

いや、ホント。アレに比べれば、池内博之はちゃんと好漢でしたよ。
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