Take it easy.

A life spent making mistakes is not only more honorable,
but more useful than a life spent doing nothing..

冬城オルタナティヴ

11
2008  20:35:41

若い頃はメッタ斬りが心地よい。……って、話と、 「ノーカントリー」の話。

さあて、映画の話するぞ(笑)。

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なんかですね。自分が10年前ぐらいから書き溜めていた、映画や読んだ本の感想をずっと読み返してみたんですよ。
前も言ったように。わたしは観たもの読んだもの、二度楽しむことはめったにないので、すぐに忘れます。効率よく忘れていきます。
それで自分でも、もったいないなと思って。感想をひたすら書いてたわけです。完全自分用に。
ここ5年ぐらいはブログがあるし、そういう自分用感想はやってませんでした。

まあそんな前置きはさておき、
この自分用感想が、人目を気にしてないから。我ながら面白いんですよ(笑)。
メッタ斬りです。

某女性作家の作品を集中的に読んだことがあるのですが、そのときのなんか「銃の描写なんかどうでもいいからセックス書いてくれ」とかさ。もうヒドイよわたし。

ちょうど某様のブログで話題に出ていた「ドーベルマン」ですが、見た当時は、わたしバイオレンスシーンで少し引いたらしいです。今ならゼンゼン平気なレベルですが。アスファルトでゴリゴリやるとことかサイコーなのに(笑)。

「未来世紀ブラジル」は、「胸がスカッとするぐらいヒドイ話」だそうです。(ヒドイ=悲惨であって、デキが悪いという意味ではないです)
「キラー・コンドームは」、「『オレはシチリア生まれだ。ナニを食いちぎったやつは絶対に許さねえ』っていうセリフがサイコー」だそうで。
某映画の感想は、「シェイクスピアはダメ人間だし、エリザベス女王もバカだし(粋とは思えん)、グウィネス・パルトロゥはヒゲがダサイし、大変面白かったです」……褒めてるんですが、なんの映画だか分かりますか(笑)?

ちなみに、シャマラン監督の映画は、わたし全て映画館で見ています。当時はそんなファンである意識はなかったんですが、すっかりファンになってました。不思議だなあ。
「シックスセンス」はですね、まあ普通に好きなんですが、見た当時の感想を読み返したら意味不明なことが書いてありました。
「ブルース・ウィリスが合ってない。もっとオヤジ俳優使ってくれ、と。たとえばハーヴェイ・カイテルとか」って、書いてありました。
なんでハーヴェイ・カイテルを挙げるんだか、ぜんぜん意味が分かりません(笑)。たぶんわたしが好きなだけです。
2008年9月の冬城は、ブルース・ウィリスでぜんぜんイイと思います。OKです。

あ、それから、ちょっと前に砂漠で宝探しする男女の話で題名が思い出せないって言ってたの。分かりました。「スロー・バーン」だって。

そして、
以前から人が眉をひそめるようなB級映画にも1800円払って観にいってましたが、「シックス・ストリングス・サムライ」には“金返せ!”と叫び、「不思議惑星キン・ザ・ザ」には“観にいってほんとに良かった”と涙してました。

……。

いやー、でも、いろいろ見てみると、人間変化しながら生きてるわけで。ものの見方が、数年でもぜんぜん変わることがわかります。
成長というより、変化してますね。確実に。

桐野夏生が好きということは前から言ってますが(ダーク以後、社会派描写がエグすぎて敬遠しがちになったので、初期が好きと言い換えたほうがいいのかな)、どうやら「柔らかな頬」がツボに入り、あれから、わたし女性の登場人物をきちんと書くようになったらしいです。リアルでもフィクションでも女嫌いだった冬城が、女好きになったのは「柔らかな頬」から、らしいです。「OUT」の主人公の女もカッコイイけど。
今では、リアルでもフィクションでも、人間なら老若男女、どなたでも好きです(笑)。

もう何の話してるんだか、になってきましたので、
映画の感想です。もっ、なんでもいいや。

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション「ノーカントリー」をようやくDVDで見れたのでした。妊娠?出産の時期だったので泣く泣く見に行けなかったやつ。

結果から言うと、面白かったです。

ですので、以下擁護コメントが続きます(笑)。
いちおう今回はネタバレなしの紹介記事です。

ストーリーはですね、要するに、ベトナム帰りのワーキングプアなおっさんが、趣味で狩猟をしてたら麻薬の取引現場──それも破綻したやつ、を見つけてしまうのね。それで、大金が残されてるのを見つけて、ネコババして持ち去るんだけど、でも組織の殺し屋が追いかけてくるんですわ。
で、その事件を、老保安官が追いかけるという話。

一見、よくあるギャング映画風の話なんだけど、この殺し屋さんの演技や行動が話題をさらってるわけです。
いい感じにヤバイです。狂ってるんじゃなくて、サイコちゃんでもないのに、ヤバイんです。
彼には明確なルールが存在して、彼の中で通用するロジックがちゃんとあるんです。それは回りに理解されないので、そういう意味では“狂ってる”かもしれないけど。

レクター博士の再来、とか言われてるらしいけど。それはどうかと思います(笑)。映画の日本語のキャッチコピーも「純粋な悪にのみこまれる」というものですが。これもどうかと思います。違うんじゃね?
他人を悪とか言うけど、それって誰が決めたのよ。

なんか意味不明な部分が多い映画なので、メッセージが分かりにくい映画が嫌いな人にはオススメできないかな。わたしは、この不透明で意味が分かりにくいこと自体に意味があると思いました。
トミー・リー・ジョーンズが演じる保安官が人生を儚むこととかね。
ご興味のある方は見てみてください。

小難しいことはおいといて。
いろんなサイトで、殺人鬼扱いされてますが、これ、殺し屋だと思います。だってレジャーで人殺ししてないもん。異常に見えるけど、彼、自分の職務果たしてるだけだよ。
いちばん冬城が気に入ったSATUGAIシーンは、冒頭の一番最初のやつです。ビビっちまったよ。やっぱ原始的なSATUGAIが一番リアルで怖い。あの床に映る跡を映すシーンに寒気が走るよ。絶妙!

オススメしてるんだかなんだか分からなくなったので、このへんで。わたしには良い映画でした。保存版にはしないけど、見てよかった。
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