Take it easy.

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but more useful than a life spent doing nothing..

冬城オルタナティヴ

29
2016  06:59:05

友人と庭を歩きながら、クトゥルフについて語り合った。

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20年来の友人と先日久しぶりに会いまして。なんか庭見たり、ごはんしたり遊びにいこうという話になったのです。お互いジジババなので、庭でも見ようと六義園に行ってみたわけなんですが。
まあ、なんだ。TRPGの話、アニメの話、家族の話、仕事の話、経済の話……。ありとあらゆる話題でひたすら喋り倒しましたわ。
こうした友人というのは得難いもので。ありがたいなあと、しみじみ。

そんなわけで、今日の話題はTRPGのスタイルの話なんであります。

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実は、ですね。
怒らないで読んでくださいね。
最近ですね、自分よりずっと若い世代の方にTRPGお誘いいただいて。遊ばせてもらっていたんです。
そこで実は、違和感を感じることがあったのです。
世代の違いかなあと思っていたのですが、その話を友人としたわけですよ。

わたしは、10年ちょっとぐらいひたすらTRPGやりこんだわけなんですが、スタイルとしては「映画みたいなストーリーを楽しむ」というところを大事にしてたりします。
だから、最近、いろいろ遊んでいると。調査が先で、ストーリーがぜんぜん進まない時があり。
???と思っていたのです。
わたしからすると、「話を先に進めりゃ分かっていくことを、なんで今の段階で細かく調べにゃあかんの?」と思ってたわけですよ。

で、友人に話してみた。

わたし 「みんな調べてばっかりで、ぜんぜんストーリーを進めないのよ。なんでだろ」
友 人 「それは、クトゥルフTRPGをよく遊んでるからじゃないの?」
わたし 「どういうこと?」
友 人 「だって、クトゥルフだと、さくさく先に進めると死ぬでしょ」
わたし 「??クトゥルフはそういうゲームなんじゃないの? それにさあ、なんで事件の目撃者とか、失踪している奴の家族とかシナリオ上の重要人物が分かってるのに、会いに行って話聞かないの? 話が先に進まないじゃん」
友 人 「それは、クトゥルフとかだと、会いに行ったらそいつが既に狂ってて戦闘になることが多いからだよ。冬城みたいに、刑事ものとかハードボイルドものに慣れてるとそう思うのかもしれないけど」
わたし 「な、なるほど~。そういうこと?」

けっこう納得してきたわたし。
確かに、ですよ。
わたしにとって、クトゥルフは「夏になったらホラーでもやろっか」的な、非常に特殊なゲームであって。はっきり言って、ほとんどやり込んでないです。
自PCがすぐ死ぬ? それは当然でした。自PCが死なないために頑張る遊び方をあんまりしたことがない。

友 人 「じゃあ、実例で話そう。例えば、ある村に魔物の襲撃があると予告されている。そこにPCたちが依頼を受けたか何かで助けにいくというシナリオの場合。よく洋ゲーとかにあるタイプのやつ」
わたし 「ふむふむ」
友 人 「でも、襲撃の前にいろいろ調べると、実はその襲撃による二次災害を画策している奴がいたりとか、全く別の黒幕が分かったりするわけ。それでシナリオがその黒幕を倒す流れになるんだよ」
わたし 「あ、そういうのあるよね。調べずにまっすぐ進めていたら襲撃の現場で黒幕が明らかになる、みたいな?」
友 人 「それもそうだし、調べてないと死ぬって場合もある。つまり、事前に調べないと先に進めないっていうゲームシステムだったり、プレイスタイルがあるんだよ」
わたし 「それは分かる。昔からそういうのはあったよね」

友 人 「クトゥルフに対して、冬城はあれだ。007のTRPGは知ってる?」
わたし 「何回か遊んだことあるよ。システムほとんど忘れたけど」
友 人 「007にはさ、ヒーローポイントがあって。スパイであるPCたちはそれを貯めないと、ラスボスに勝てないわけだよ。で、そのヒーローポイントを貯めるためには、女とカジノで遊んだり、なんかボンドっぽい行動をしないと貯まらないようになってるの」
わたし 「そんなシステムだったっけ(笑)」
友 人 「うん。そういうシステムだったら、とにかく何か行動して、ストーリー先に進めようとするでしょ。つまりさ、人は、遊んできたシステムによってプレイスタイルが落ち着いたりするってこと」
わたし 「なるほどね~」

かなり、納得したのでありました(!)

確かに、わたしは「事前に調べないと死ぬ、敵に勝てない」というゲームシステムをあまり遊んでいないです。
……というか、サイバーパンクものって、そういうのが複雑に絡み合いすぎるシナリオが多くて(例:依頼人は必ず裏切る)。
むしろ、適度に調べて、適度に進める、っていうプレイスタイルに落ち着くんだよね。

だから、よくSHADOWRUNとかで遭遇しましたわ。わたしはもう戦術も決めてるんだけど、他のPCたちが脱出用の車をどこに配置するかで延々議論してる状況とか(笑)。
それはそれで、みんなのやりたいことだからなあと思って。わたしはわたしで「仕方ないなあ~」って待ってたですけど。
そういうの、昔からあったわ。普通のことだわ。

なんか違くね? と思ってごめんなさい(笑)。
若い世代のみなさんのスタイルは有りです。フツーです。
誤解しておりました……。

逆に言うと「事前に調べないと死ぬ、敵に勝てない」んだか、「ストーリーをとにかく進めた方がいい」のか全然先が読めないサイバーパンクものばかりやっていたので、様子見ながらとにかくストーリーを進める、というスタイルに落ち着いたのかもしれないです。

ちなみに、今、わたしがクトゥルフを遊んだら。たぶん、調査テキトーで、あっけなくすぐ死ぬ駄目プレイヤーになれると思います(笑)。
当時のわたし(とか、他の友人)は、クトゥルフは死にざまを楽しむゲームだと思ってた節もあったですしね。

なるほど、と。いろいろ考えを改めました。
友人は、我々の世代にしては意外に少ない“クトゥルフTRPGをちゃんとやり込んでる人”だったので。
いろいろきっちり話を聞けて、すごくスッキリしたのでした。

そういえばルンクエとかクトゥルフの話で。ふつうに一緒に遊んでたSHADOWRUNの話とかぜんぜんしなかったな……(笑)。

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