Take it easy.

A life spent making mistakes is not only more honorable,
but more useful than a life spent doing nothing..

冬城オルタナティヴ

2016年に読んで良かった本、ベスト5

今年の総括でもするかと思ってノートを整理したんですよ。年末休み、久しぶりにゆっくりできたんで。で、今年どれだけ本を読んだのかなあと思って、適当に数えたら、だいたい30冊ぐらいでした。手芸とか料理の本は除く、ですね。それで、小説についても一冊しか読んでない。わたし本当に小説書きかなあ(笑)。まあ、その辺は許してください。だいたい1ヶ月に3冊ぐらい読んでますが、社会学やわたしの専門(?)に近い、中小商業...

映画「香港、華麗なるオフィス・ライフ」に面白いところが無かったのでグチります。

今日はね。珍しく、映画をけなそうと思います。見たくない人は見ないでください。たまにはさ、何にも考えないで、観た映画がつまらなかったと、大声で言いたいときだってありませんか。ありますよね?お金かけて、一生懸命考えて、みんなで頑張って映画つくってることだって知ってますよ。もちろん。自分もクリエーターの端くれだからね。でも、つまらないものをつまらないという権利だってあるんです(!)というわけで、今日は徹...

確かに向いている人、いない人がいるとは思う「ニートの歩き方」

ニートの歩き方興味の赴くままに、この本を読んでみました。けっこうアクティヴなニートである著者の方が書いている本なのですが、「この著者はそもそもニートではない」とか「こういう人はニートとはいわない」みたいな定義的なところがレビュー欄で盛り上がっています。ま、そのへんはわたしとしては、どうでもよく。ただ、「確かに働くのに向いている人、いない人はいるよね~」ってことを思いました。わたしは、たぶんネットで...

小劇場でやってるような演劇の世界だよ「神奈川県厚木市ランドリー茅ヶ崎」

アマゾンプライムを始めたんで、観放題の映像モノをあさっているです。とくに休日に。そこで、このTVドラマが配信されているのを見て。なんだろ、と思って見てみました。そしたら、けっこう気に入ったっていうか。最近、ほんとわたしの中に足りなかった部分をぐぐっと突いてくれまして。ああ~、こういうの見たかったんだよねえって気分にドンピシャ(死後)。すごく、ほっこりしたのでした。 「神奈川県厚木市ランドリー茅ヶ...

論理学の基礎をきっちり押さえられます「13歳からの論理ノート」

13歳からの論理ノートアルバイトちゃんに論理的思考を身に着けてもらいたくて、彼女にプレゼントする本を探していてこの本をとりあえず図書館で借りてきてみたです。なかなか良い本でした。学問の優しい解説書としてとてもよいです。わたしいちおう哲学科出身なので、論理学の講義あったですけど。そんなすごく難しい感じじゃなくて、難しい話を噛み砕いていてとても良い本だと思いました。演繹と帰納の違いもとても分かりやすい。...

「カンフージャングル」を観たらカンフーと香港映画が今よりもっと好きになりました。

タイトルはジョークです。前から好きで、変わんないし。平日休みを利用して、カンフージャングル観てきました。別の用事もあって、新宿武蔵野館しか目に入ってなかったんだけど地元横浜でもやってた。あっ、て思ったんだけど、自分の職場の近くなので映画館から出てきたの見られてしまったらハズカシイし。まあ新宿で観てよかったです。なかなか良かったですよ。ネタバレ感想は折り畳みにしつつ。ざっくり感想と説明。なんていうの...

古い映画には純粋なパワーがある

石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」をスクリーンで見る機会がありまして。なかなか楽しかったので、ちょろりと感想を。1957年に公開された映画だそうなので、今から58年前だし。わたしが生まれる20年近く前の作品ですね。機会がないと見ることができないので、とてもよい体験をさせてもらいました。若いころの、裕次郎の出世作になった作品ですね。ストーリーは、ひと口で言うと「ジャズとショービズとヤクザ」の世界。銀座の街でジャズク...

ロックンロールは結局なにやってもカッコイイのだ「ワールズ・エンド」

時間ができたので映画「ワールズ・エンド」を見てきました。もう夜しかやってない上にPG-12だったけどね。アル中の主人公のオジサンが、ひと晩で5人で12軒のハシゴ酒をする学生時代に達成できなかった挑戦にリベンジしようと一人いきり立って、立派な仕事に就いてる以前の仲間に声をかけて、故郷の田舎町に帰ってくる。目指すは12軒目のパブ「ワールズ・エンド」。しかし町の様子がなんだかおかしくて……という話。スタバ化反対!鬱...

いい話なんだけど、そこにほとんど幻想が無いのがイイ。「ディア・ドクター」

ディア・ドクター [DVD](2010/01/08)笑福亭鶴瓶、瑛太 他商品詳細を見るいや……これは本当にいい作品でした。地味そうな映画だったもんで、今までずっと手元にあったのに見てなかったんですよね。アホだなあわたし(笑)。もっと早くに見ておけばよかった。地味だけど、本当に良い作品、いい演出、いい物語でした。西川美和監督作品を見るのはこれで三本目でして。この作品も非常に気に入りました。完成度も高いです。寒村にただ独...

美麗映像で楽しむ武術家の人生「グランド・マスター」

「グランド・マスター」見ちゃった。出張の合間に奇跡的に時間ができ、渋谷でなら昼間に見られる、と知り慌てて渋谷に向かい、映画館で観てきました。今年観た映画これで二本目かな。ウォン・カーウァイ監督作品です。葉問(イップ・マン)の時代。1930年代ごろの武術家3人を追うドキュメンタリーな感じのカンフー映画でした。わたしもうっかり先入観にとらわれてしまい、トニー・レオン演ずるイップ・マンが主役でグランド・マス...

好きな映画50本リスト2013

インタビューズの方にものっけた記事ですが、転載します。10年前ぐらいに2003年の好きな映画50本リストを作ってたんですよ。でも、今見返してみると「それほど好きでもないかなあ」とか「それほど熱っぽく語れないなあ」とかいうのもありましたので新しい映画を入れたりとか、時間が経つにつれ好きになってきた映画なんかもありますので、そんなのを追加してみました。新しい順に並べたのですが、香港・中国映画が20本弱。...

銀行員の高速説明がリアルすぎた「奪命金」

つーわけで、ひょんなことから時間が出来たので、新宿へ。公開されたばかりの「奪命金」を見に行きました。香港映画は、早く見に行かないとすぐ終わっちゃいますからね……(泣)。新しい映画館だったので、駅から近すぎて思いっきり迷いました。まさかあんなに駅近と思わなくて……。金融サスペンス、でしたね。金融危機の前後で、あたふたする様々な人々を描いた群像ものでした。わたしはジョニー・トーファンなので、何見ても面白い...

こういうさらっとテイストいいよね「バーク&ヘア」

バーク アンド ヘアなんか思いついて今さら見ました。スコットランドに実在した殺人鬼コンビのコメディです。医学の発展が叫ばれているエディンバラで、解剖用の遺体が不足したんで、遺体を作って(笑)それを売って商売していた二人の男の話です。やっぱりブラックコメディは英国ものに限りますなあ(笑)。すごい好きっていうのはないけど、抜群の安定感です。痛すぎず、ぬるすぎず。ちょうどよい塩加減で、楽しく見れました。ほ...

コーエン兄弟的殺し屋というキャラクター「女と銃と荒野の麺屋」

女と銃と荒野の麺屋ん、これはなかなか面白かったです。コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」を、中国の巨匠チャン・イーモウが、荒野の麺屋を舞台に置き換えてリメイクした映画です。わたし「ブラッド・シンプル」を見ているはずなんですけど、ほとんど内容を思い出せなかったのでちょうど良かったです。またストーリー紹介面倒なのでアマゾンの引用で失礼します。【ストーリー】万里の長城の西の果てにほど近い荒野の町。そこで中...

ひつじのショーン大好き。

>rちゃんコメントもらってて、気付くの遅れましたゴメン。メール待ってまーす。で、今日は。紹介しようしようと思っていて、載せてなかったこれを貼り付けます。クレイアニメの「ひつじのショーン」の、お気に入りの話です。今教育テレビで土曜日の朝にやってますね。ずーっとやってる。Bitzer From The Black Lagoonパニック系のホラー映画の鉄板ですよね。モンスターに追われて慌てて乗り込んだ車でエンジンかからなくて、焦っ...

地味にタイムトラベル「マイナス・ゼロ」

なんか萌えとか燃えがない小説を読みたくなりまして。久しぶりに古典SFと呼ばれる類の小説を読みました。マイナス・ゼロ国産ですけどね(笑)。タイムトラベルもので、80年代に大人になった主人公が戦前の世界にタイムスリップして、そこで取り残されてしまって……という話です。萌えとか燃えがないので、とても読みやすかったです。ネタバレはしないですが、オチというか結末のところで「え? あ? 確かに矛盾がないけど、本当...

マサラ・カンフーなんだって「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナなんかせっかくだからこの映画の話をしようと思います。非常に珍しい映画だと思ったので。。インド映画です。なんか最近、心がすさむような映画が多すぎるので、もっとこうダラダラと見てガハハと笑って、歌って踊って楽しめる、みたいな映画が見たくて。インド映画をいろいろ探していたら見つけましたこれを。チャンドニー・チョークっていうのは、日本で言うと浅草みたいな。ニューデリー...

なんか最近のカンフー映画はこんなんでいいのかね。「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」

DVDで下記作品を新作で借りて見たんですけど、なんかぶっちゃけあまり面白くなく。悲しくなりました。なので映画の内容というよりも、中国の今後のカンフー映画事情について、自分なりの分析で語ります。酔拳 レジェンド・オブ・カンフージャッキー・チェンの酔拳に出てくるお師匠さんが、酔拳を編み出すまでの話……ということになります。内容は往年のカンフー映画っぽいですが、何だか殺伐度が高いです。いや、シリアスである...

これが44年前の映画??「殺しの烙印」

殺しの烙印「女を抱いてきたのか?」「当たりき、よ」「湯たんぽを抱け」なんかせっかくなので、ジャケットを大写しで(笑)。噂を聞いて、この44年前の日活の映画をDVD借りて見ました。すごい映画でした。ストーリーがよく分からんのです。アート性が強すぎて、よく分からないという映画は昨今珍しくないですけども。これ44年前だから。しかも日活だから。びっくり。主題歌の歌詞もなんか意味不明で笑える。もう、なんていうん...

やっぱり凄い「アクシデント」と、辟易した「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」の感想

いきなり映画2本観てきました。奇しくも同じ映画館の同じスクリーンだったので、もう面倒なので朝から行って続けて2本観ました。「アクシデント」については初日の初回だったようなんですが、朝の時点で整理番号007番でした。あれっ、もう6人も買ってんのかよ。わたしの他に6人も!? と思い、その先輩マニアの所業に戦慄。。「アクシデント」ストーリー紹介面倒なので、シネマ・トゥデイから引用(笑)。『冷たい雨に撃て、約...

海外旅行から戻って連休最後の日です

サイパンから無事戻ることができました。実は、台風のために一日足止めくらってですね(笑)。雨の日、そのままホテルを延泊し、プールで泳いだりブラブラ過ごしました。人生初めての経験です。んでようやく半日遅れの夜中初の飛行機乗って、自宅に戻ってきたら玄関の木は倒れそうになってるし、草とゴミでメチャメチャ。台風は、そうとうひどかったんですねえ。。で、残りの休みは文化的活動(笑)に使いました。「コクリコ坂から...

お、男の映画を見てしまった……。「グラン・トリノ」

グラン・トリノ今日は映画の話です。いやはや。あとで見ようと思ってとっておいたこの「グラン・トリノ」! 何ですぐ見なかったのかと後悔しました。久しぶりに「うおおお」と思うぐらいに男のシブイ、素晴らしい映画でした。ダンナと見ていてラストでびっくり。クリント・イーストウッドが自分の映画たちに決着をつけたような作品でした。カッコイイぜ~。ええっと、ストーリーはamazonから引用します。妻に先立たれ、一人暮らし...

なんかエラいバトッてます「導火線」

体調が悪くて、朝起きれず。。まあ言い訳ですが、何も出来ていません(泣)。導火線 FLASH POINT先週の土曜日に坊主が寝ている間にドニー・イェンの超絶アクションが炸裂するという触れ込みの映画「導火線」をDVDで観ました。暴力刑事が、ベトナム難民上がりのマフィアの非道に怒り心頭、拳を振るうっていう話。もうそれだけでストーリー説明終わり(笑)。さあ、いつバトルするんだ。いつだ? いつだ? と待ち続けて……出たー!...

ちゃんとしたB級映画でした。大満足「処刑剣 14 BLADES」

この一週間、坊主が落ち着かなくて。えらいストレス溜まって腹痛くなるわいろいろ大変だったのです。子育てノイローゼになりかけて、具合が悪くなったので、ダンナにお願いして一人で「処刑剣 14 BLADES」を観に行きました。あー、いいですか。大事なことなので二度言います。具合が悪くなったので「処刑剣 14 BLADES」を観に行きました(笑)。そして元気でました(笑)。お腹いっぱい。大満足。まず、ネタバレなしの映画紹介から...

ドニー・イェン祭り第三弾

朝、ブログ書くのに時間をあまり取られちゃならんと。今日はちょこっとだけ。いやー、タイトルの通り「処刑剣」が来週公開です。観に行けるかなーと思って、ちょこっと調べたら例の近所の映画館でやってる(!)桜木町の映画館でやってる(!)ウワーイウワーイ! 嬉しいな。「イップ・マン」も上映してくれたし。えらいぞ、横浜ブルク!それはそうと「処刑剣」。なんか90年代初期ぐらいの、ナンチャッテ武侠モノっぽい匂いがぷん...

ダメなオタクと権力と芸術「国民の映画」観劇

どうもここんトコ、ブログ書くよりも他のことをしてしまいます(笑)。連休中に姉が遊びにきたんですが、ウチの姉って××マニア(後述)なんですよ。毎年ドイツに旅行に行くしね。伏字にしなくてもいい方で、要するにワグネリアンなんですけども。今年もバイロイト音楽祭行くってさ。ウチの姉おかしいんだ。日本人じゃないんです。「アレだ、ぽぽぽぽーんだよね」とか言ったら、何ソレとか言われた。あのCMを見たことないらしい。...

今年の大本命でした「孫文の義士団」

いろいろ楽しんでるGWです。なんか三谷幸喜の新作「国民の映画」を観に行ったり、楽しく過ごしてるんですが今日はコレの話。「孫文の義士団」。原題「十月囲城」。英題「Bodyguards and Assassins」。いやあ、わたしにとっては今年の大本命の映画でした。せっかくなんでダンナと2人で観に行きました。内容も良かったですわ。大作風味ただよってますので、それはそれなんですけどね。未見の方はぜひ。わりとシリアスで真面目なカ...

20+17歳になったんで腹いせに映画観た「MAD探偵」

なんかさすがに誕生日がくると焦る年代になってきました。。でも、おめでとうわたし! ってんで、会社半休して新宿に映画見に行きました。「MAD探偵」でございます。ジョニー・トー監督のサイコ・サスペンス。一週間しか上映しないからかなり強行スケジュールで足運びましたけど、見ることができて良かったです。ストーリーは簡単に説明すると、幽霊とか生霊とか、一つの別人格の顔を見ることができる、いわゆる心霊特技を持つ...

ボキッ、ゴキッって。ヤバイ超面白い「葉問1」

なんかカンフー映画の話ばかりで申し訳ないんですが、ハマッてるんで許してください(笑)。結局、休みで時間があったので「葉問」香港版を英語字幕で見ました。上記の動画は予告編です。ご興味のある方はちょっと覗いてみてください。うん。やはり。映画のセオリーどおり「2」より「1」の方が面白かったです。鬼気迫るものがありました。日本人が悪役なので、少々複雑な気分になることもありますが、でも素晴らしい映画でした。...

なんか、もっと大っぴらに生きてもいいんじゃないかって気がする一冊「奇界遺産」

奇界遺産あ、この本の話するのを忘れていました。ちょっと前に、本屋で読んでいて衝動買いしたんですけども……。4000円ぐらいしたけど、なかなか面白い内容でした。漫☆画太郎先生の推薦文がついてたし。いわゆる画太郎先生のセンスが好きな人にオススメかなあ。オカルト研究家の方が、世界各国の奇妙な街や奇妙な建物、奇妙なモノなどを集めた写真集。これをパラパラ見てると、日本って国はチッチェーなぁとか思います。世界の人々...

師範代の言葉が面白かった「古武術で毎日がラクラク!」

おはようございます(笑)。ちょっと今日はお返事を先に。。>hさんへ(続きを読む)トリップ◎ブラザーズの感想をありがとうございました!そうなんです。だらだらと4年もやっちゃってるんですが、あと2話なのです。前回のクライマックスの話は、書くのにスゴク苦労したのですが、アイリーンとジャムのシーンは異世界感を出した食って、タイミングとかいろいろ考えながら書きました。まさに映画風に。。いつもありがとうございま...